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この辺りも古代においては、土地が低く長瀬川や平野川が氾濫し野原が広がっていたと思われます。
「岸」または、「岸田」は地形から付けられた名で、「堂」は慈眼山長楽寺と言われています。
長楽寺は敷地が広く(東西60メートル、南北36メートル)立派なお寺で、建治3年(1277年)の梵鐘もありました。
特に有名なのは本尊の十一面観音は疱瘡を治す仏様として信仰を集めました。このことは「河内志」にも紹介されていました。
江戸時代に黄檗宗万福寺の末寺となり、明治になって神戸に移築されました。
(長楽寺の跡は岸田堂公民分館の辺りになります。)
神戸の関帝廟に「長楽寺の手水鉢」 貞享3年(1686年)がございます。

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